オリーブを巡って....

絵画に現れたオリーブ

シモーネ・マルティーニ「受胎告知」

ルネサンスの画家シモーネ・マルティーニはシエナ出身。

今はフィレンツェのウフィツィ美術館にある祭壇画ですが、シエナの大聖堂が発注。シエナは、ガブリエルの持つ「お約束」のユリの花がライバルのフィレンツェの紋章だったため使わず、オリーブの枝を使ったとか....(1333年)

 

猪熊弦一郎「小豆島のオリーブ」

猪熊弦一郎は、高松の生まれで、丸亀市に猪熊弦一郎現代美術館が、1991年谷口吉生の設計で開設されている。1933年に香川県知事から瀬戸内海の絵の依頼があり、小豆島のオリーブ園を描いた。その後、小磯良平や古谷新なども小豆島にアトリエを建てた。その他、数多くの画家たちが訪れている。

 

佐竹徳「牛窓オリーブ園」

牛窓は、小豆島と並ぶオリーブの産地で、15年前に100歳で亡くなった洋画家佐竹徳は、岡山県牛窓のオリーブ園を描いた数々の秀作で知られている。瀬戸内市美術館蔵(1960年頃)